「温める」ということ
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温めると聞くと、冬のくらしを思い浮かべる方が多いかもしれません。
厚手のコートを羽織ること。
温かい飲み物を選ぶこと。
湯船にゆっくり浸かること。
けれど、「温める」という時間は、寒い季節だけのものではないと、私たちは考えています。
夏の冷房や季節の変わり目。
雨の日の肌寒さ。
忙しさが続いて、なんとなく気持ちまで慌ただしく感じる日。
そんな日にも、温かい飲み物をひと口飲むだけで、ふっと肩の力が抜けることがあります。

温めるということは、体を熱くすることではありません。
今日の自分に、「大丈夫だよ」と伝えるような時間を持つこと。
それもまた、くらしを温めるひとつの形ではないでしょうか。
温かさには、いろいろな形があります。
湯船に浸かること。
湯気の立つお茶をゆっくり味わうこと。
お気に入りの毛布にくるまること。
誰かと食卓を囲むこと。
どれも少しずつ違う温かさですが、その時間には共通するものがあります。
それは、慌ただしく流れていた時間が、ほんの少しゆっくりと動き始めること。
私たちは、その穏やかな変化を大切にしたいと思っています。
温めることは、自分をいたわること。
毎日は、思っている以上に忙しく過ぎていきます。
仕事や家事に追われ、気がつけば一日が終わっている。
そんな日も少なくありません。
だからこそ、一日のどこかに「温まる時間」をひとつだけ置いてみる。
朝の一杯でも。
昼休みの深呼吸でも。
夜のお風呂でも。
その時間は、何かを頑張るためではなく、自分らしいリズムへ静かに戻るための時間です。
暮らしの中で育てる温かさ
特別なことを始めなくても構いません。
毎日続けられる、小さな習慣をひとつ。
お気に入りのマグカップを使う。
お風呂では湯気を眺めながら深呼吸をする。
首元を冷やさないように一枚羽織る。
そんな何気ない積み重ねが、暮らしを少しずつ心地よくしてくれます。
くらしの調律堂では、「温める」を、何かを我慢したり無理をしたりすることではなく、自分にやさしい時間を増やしていくことだと考えています。
今日の調律
今日はいつもより少しだけ、温かいものを選んでみませんか。
一杯のお茶でも、お風呂の時間でも、ひざ掛けでも構いません。
ほんの少しの温かさが、忙しかった一日にやさしい区切りをつくってくれるかもしれません。
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暮らしの調律堂より
暮らしを心地よくするきっかけを、お届けしています。
暮らしを育てる時間が、少しでも心地よいものになりますように。